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老ファイ。

DJ Tanishi MY SELECTION BEST 10

この度クルージンと言うマジカルロック系のイベントを代表してまいりました、タニシというものです。
常々、音楽をジャンルで括るものじゃないという考えを念頭に置きながらも基本的にロックを聴いていることが多い私ですが、流行に捉われずに日々素晴らしい音楽を求めています。そこで今日紹介する音楽はテーマを「ローファイポップ~長崎は今日も昼だった~」と銘打ち、ジャンルに捉われずにローファイな気分になれる曲をセレクトしてみました。

10.The kinks / Mr.Pleasant
ビートルズやローリングストーンズとともに60年代のuk ロックシーンを盛り上げたThe kinks。いかにもイギリス的なブラックユーモアが散りばめられたひねくれサウンドが彼らの最大の魅力で、今日のガレージ/ニューウェーブブームにおいてはビートルズ以上の影響力を持っていると言えるでしょう。この曲はオリジナルアルバム未収録で、ベストアルバムなどで聴くことのできる隠れた名曲。軽快なピアノが曲を引っ張りますが、全体としては悲喜劇的な印象なのが非常に彼ららしいと言えるでしょう。

9.Kid koala / basin street blues
テクノ/ブレイクビーツの総本山的レーベル、ニンジャチューンの異端児、コアラ少年のセカンドアルバム収録曲です。スクラッチを隠し味にジャズとブルースをじっくりと時間をかけて、半分夢うつつの状態で煮込んでいたらこんなんなっちゃいましたな、ユルユルでトロトロな感じがいじらしいですね。まさに“キッド”と呼ぶにふさわしい遊び心にあふれた作品です。

8.Black Moth Super Rainbow / vietcatapillar
知る人ぞ知るエレクトロニカ名盤の収録曲です。ルーツミュージック(おもに60年代) への敬愛が根底に根づいたクラシカルな音づくり、レトロでドリーミィーな電子音、そして旋律の美しさ、そして「LO-FIの現在形」のようなセンス。あまりにきれいきれいで牧歌的に過ぎるきらいのある主流エレクトロニカに飽きてきた耳には、このアナログ的な質感のサウンドは新鮮に響く、、、かもしれませんよ!

7.Animal Collective / who could win a rabbit
最近、完全にマンネリ化した感のあるエレクトロニカ/ポストロックブームと入れ替わるように、急速に注目を浴び始めてきたフリーフォーク。その代表格と言えるのがこのAnimal Collectiveです。文字通りサウンドはアコースティックを基調としていながら、既成概念にとらわれず、自由なコード感覚で音を鳴らしている辺りが新しいと言えるのかもしれません。この音でニューヨーク出身というのがおもしろい所です。アルバム「sung tongs」に収録されています。

6.Fiery furnaces / tropical ice land 
シカゴ出身の男女二人組。ヴォーカルは主に女性で歌い方にも特徴があります。
ドラムはサポートで、メインとなるのはピアノとブルースギターですが、マイナーな60sテイストと並んで随所にエレクトロニクスの要素が混ざっている部分は他ではあまり見当たらないと思います。ちなみにこの曲は前回のクルージンでかけました。

5.Streets / fit but you know it
UKガラージを代表するラッパー、ザ・ストリーツことマイク・スキナーの2年ぶりになる2作目。前作同様、今回も若者の日常が赤裸々に綴られていきますが、作品全体が一つの物語になっているところがミソ。アルバムからのファーストシングルとなったこの曲は、パンクなギターと揺るぎないビートが、リリックの内容をさらに加速させている疾走チューンになっています。ヒップホップには興味あるけどマッチョは嫌い、てな方に是非おススメしたいですね。

4.PAVEMENT / …and carrot rope
90年代の米国インディ・ロックの重要バンドにしてローファイ番長的な存在であるPAVEMENT。ソングライター、スティーヴ・マルクマスによる確信犯的メランコリアと知性に裏打ちされたサウンドの絶妙なヨレ具合はもはや芸術的といえる域に達しています。
この曲は惜しくも最終作となってしまったアルバム「terror twilight 」に収録されています。最終曲ながら終わっていく感じなんて微塵もないこのゆるさがたまりません。

3.THE CORAL / in the morning 
昨今のイギリスにおける若手バンドの筆頭とも呼べる、コーラルの3RDアルバムからの先行シングルとなった曲です。これまでは60年代後半のサイケデリックロックからの影響が顕著に表れていましたが、今作では、そこにポーティスヘッドのメンバーがプロデュースに加わったことでサウンドに奥行きが生まれ、レトロな感覚を保ちつつも、非常に先進的な世界観が全体を横溢しています。エセ・ニューウェーブが横行する現在のシーンの中でも、数少ない実力派のバンドの一つといえるでしょう。まだ20代前半なのにベテランバンドのような枯れた味わいが素晴らしく、ある意味笑えます。

2.Bright eyes / old soul song ( from the new world order)
インディーフォーク界の寵児ブライトアイズことコナーオバーストによる一人ユニットの最新作「I’m wide awake, it’s morning」収録曲です。最近r.e.m.やブルーススプリングスティーンらとステージを共にし、シングルがビルボードで1位を獲得するなど、
日増しにその存在感を高めており、ついには現代のボブディランか、はたまた二―ルヤングかなどと言われるまでになりました。この唯一無二の生々しくも繊細な歌声は一度はまるともう抜け出せません。

1.why? / rubber traits
思い切り斜めからヒップホップを切り取り、解体し、再構築した先鋭的なサウンドで、ヒップホップファンのみならずロックリスナーまでも巻き込んで、じわじわとシーンを侵食しつつある鬱屈レーベル、アンチコンの顔的な役割を果たしているclouddeadのメンバー、why?によるソロ2作目収録曲です。今作では前作のローファイ・ヒップフォークなサウンドから一転して、ポップ度3倍増な歌を全面に押し出しています。インディー云々などと狭いくくりで捉えるのがもったいない、非常に普遍的でエポックメイキングな作品に仕上がっているので、万人におススメしたいですね。

この10曲に共通しているのは、派手さはないものの聴き手に対して過度な主張をしておらず、非常に聴きやすいという点であると思います。緩くて奇天烈なポップサウンドは、心癒されると同時に前向きにもなれる要素を含んでいるのではないのでしょうか。


以上が昨日のラジオの原稿です!これにアドリブも交えてクルージンの事も話しましたんで。
ちなみに曲紹介はほぼお兄様に書いてもらいました。
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by cruezin | 2006-02-24 14:29 | TANISHI

the boo radleys / WAKE UP!

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なんか最近のUKロックってつまんなくないすか?!

一時期の日本のメロコア、青春パンクみたいなノリで、短距離専門みたいな。

事実、昨年はシングルは良くともアルバムとしては聞けない、もしくはジャケとかバンド名がダサすぎて聴く気にもなれない、て感じのバンドが個人的には多々存在してました。

こうした倦怠感を打破すべくバンドが何故だかこのお方達。

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パーティーの選曲してたら、久々目に止まりました。
今のUKシーンとは、まずこのルックスが根本的に違いますな。
でもこのアルバムは相当売れたみたいですね。

うなずけます。やっぱ名盤と言われるだけある。
これを聴いてたら、別に音楽作るのにメッセージ性とかいらねーよな、って思うわけです。
つまり、全てをピュアな気持ちで受け取らせてくれる曲がやっぱこうして長く聴けるんじゃないでしょうか。わかりにくいですか?

まあアーティストによって色んな聴き方、感じ方があるけど、このバンドの曲はサラッと聴けるし、ある意味じゃ元気付けられるといった表現の仕方が妥当でしょう。

みんなで大合唱してえな~
 
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by cruezin | 2006-01-24 23:16 | TANISHI

Animal Collective feat Vashti Bunyan/ Prospect Hummer

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Playボタンを押してみると、
貞子が深い井戸の底から、這い上がりながら「捨て~」って、地上に向かって何かを唄ってるようだ。恐怖に慄き、固唾を呑んだ瞬間、僕の体はもう動かない。ふと、頭上を見上げると、ヒッピーな天使が何かを囁きながら近づいてくる。なすがままに連れて行かれる僕。着いた場所は、さとうきび畑。ざわわ~な空間に僕はひとり佇む。キラキラ・・・

注釈:
・ボーカルの方は決して○山良子ではありません。


いやー、実に素晴らしい。
ACのアルバムとはまた違って、なんかハラハラします。
たぶん前述の話を読んで、シガーロスとかとダブった方もいるでしょうが、全く違います。
個人的に2005年、EP部門のベスト作品。


レーベルFatCat RecordsのHP
Vashti BunyanのHP
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by cruezin | 2006-01-05 18:35 | TANISHI

WHY? / ELEPHANT EYELASH


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これぞサイケロックフォークホップな傑作!

ジャケやら名前やらヘロヘロ感は全体的に否めないが、それこそが最大の魅力。
ヨニって言うんですけど、完全に平井堅と同じ顔です。そういう意味じゃ注目されていいのかも。
でもおそらく売れてないでしょう、このアルバム。知らないお方も多いでしょう、WHY?という名を。

このアルバムは予想以上に聴きやすいです。個人的にはpavement をもっとあま~くした感じでちょうど良い塩梅。
まあ何気に前々回のコンピに実は一曲入っているんですけどね。とんでもない名曲が。
んで、そのWHY?が関連しているHymies Basement なんかも入ってたりして。

とにかく良い。


レーベルANTICONのHP
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by cruezin | 2005-12-30 12:10 | TANISHI