THE RAPTURE / PIECES OF THE PEOPLE WE LOVE

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まずは前作の話。自ら火を点けたDFAを中心としたポストパンク勢の決定打として待ち望まれた中で、ラプチャーというよりプロデューサーチームDFAの気合いと意地が詰まった作品だったと思います。発売前のインタビューで「とても美しいアルバム」といった内容を読んだときはピンときませんでしたが、確かに狂気を美の域まで高めて提示してくれた統一感のある作品だったと思います。そのせいか通して聞くにはかなりのエネルギーを必要としたし、また出来すぎゆえにバンド自体を身近に感じることはできませんでした。

今回はブームが落ち着いて忘れ去られたバンドも多い中で、今さらどんな手で来るん?と非常に興味を持って待ってたわけですが、やっぱり前作はプロデューサー主導やったんやね!と思わせるほど自由奔放。へっぽこダンス加減が最高!ベースラインとかギターの鳴らし方の端々にやっぱそういうの好きなんやね、と思わせる節は健在ですが、とにかくヘロヘロでカテナファンキー☆たまに入る間の抜けた音が随所でいい味出してます。後半でちらっと見せるサイケ具合もよし。とにかく曲のカラーや表情がダイレクトに伝わってくる点が前作と大きく違いますね。




THE RAPTUREのHP
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# by cruezin | 2006-09-22 17:34 | NACKIN

GLAXO BABIES / Dreams Interrupted

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ベスト盤、アンソロジーだそうです。

MAXIMUM JOY,THE POP GROUPの前身バンドということで、ポスト・パンクかつ若干ファンクなバンドです。ヤバイです。1曲目はJOY DIVISIONみたいだ。とりあえず14曲目は必聴です。なんてったって、"Maximum Sexual Joy"という最高な曲名なんですもの!もちろん曲も最高にファンキーです。これか、バンド名の由来は。



レーベルHeartbeat RecordsのHP
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# by cruezin | 2006-08-29 22:10 | AKKUN

THE VIVIANS / Foxtrots



どうせ今日も更新されてねえだろと思いながらもこのページへアクセスしてきたあなたは幸運です。たった今僕の手によって最高のディスクがレコメンドされようとしているからです(笑)

去年の冬にこのVIVANSの7インチレコードを購入したときは、彼らのことをてっきり日本人と思っていましたが、全然違いました。『東京在住のイギリス人』でした。当時は「確かひとり外人が混じってる」ぐらいにしか思っておらず、「東京を拠点に活動~」云々の2~3行の紹介を見ただけで「これは日本人バンド(邦楽)」と勘違いしたまま購入して聴いていたので、「へえ、日本人離れしたセンスだ」と感心しておりましたが・・・何のことはない、この人等、全員日本人ではなかったのです(笑)

じゃあこれはある意味"UKロック"と言ってもあながち間違いでもないでしょうか。まあこんなカテゴライズは不要ですが、やっている音楽はフランツ・フェルディナンド、ザ・クリブス、ブロック・パーティ、レーザーライトあたりと比較されるようなポスト・パンク気味のガレージ・ロックです。

僕は今現在、addicted to 80's disco / funkなので、この手のサウンドには飽きてるんですが(あ、でもRAZORLIGHTはお気に入りです)、聴いてみるとなかなか味わいがあって良いバンドだと思います。が、正直、上に挙げたUKバンドのようなアクの強さは決してなく、かと言ってテクがあるわけでもなく。

シンプルな音作り。素朴なメロディーライン。それ以外必要ないのでは。
そう思わせるようなVIVIANSの音楽。まあ一応ポスト・パンク風ではあるが。ライナーノーツにもこう書かれてあります。

【ポール(このバンドの中心人物)がアルバム製作にあたって、もっとも気にしたことはリスナーとの距離であった。家の中や車の中、公園やダンスフロア、どこでも気軽に聴ける音楽を目指し、どの曲も過剰に作り込まないよう心掛けた】

日常生活のBGMとしての音楽。

JAMES CHANCEは毎日聴いてられませんが、THE VIVIANSは一日中聴けます。




THE VIVIANSのHP
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# by cruezin | 2006-08-08 01:48 | AKKUN

THE FIERY FURNACES / Bitter Tea

                


また出てますよTHE FIERY FURNACESの新譜が。前作から1年も経ってないというのに。
しかし前回同様また地味に出したなぁ・・・下手したら気付かないとこでした。Blueberry Boatのときはあんだけ持ち上げられてたのに・・・やっぱROUGH TRADEじゃないとダメなんですか?今作はROUGH TRADEからのリリースではありません。ちなみに4枚目のアルバムなんですが、すべて持ってます。多分、ファンです。"FIERY FURNACES"のスペルは正確に書けます。読み方は『ファイアリーファーナセス』です。"CRUeZiN'"のスペルも正確に書けます。読み方は『クルージン』です。

今作も相変わらずのFFワールドを展開しているんですが、前作と比較してもこれといった変化はありません(ただ、以前より若干エレクトロな傾向が)。そこが良いところでもあり、悪いところでもありますが。どちらにせよ良質のアヴァン・ポップ・ミュージックであることは確かです。正体不明の楽器サウンド、シュールな曲構成など、「誰も思いつかねーよそんなもん」とつっこみたくなるようなアイデア満載のこの作品(つうかどの作品もそうですが)。従来のポップソングのパターン化された『起承転結』の呪縛から完全に解き放たれているフライトバーガー兄妹の作り出す音楽は、『起』から突然『転』にぶっ飛んだかと思えばまた『起』に逆戻りし、いつの間にか『結』へ・・・と思わせて今更『承』がくる、みたいなおかしなものばかり。展開の予想は不可です。



ホントわけ解らん。いや、この文章が。



THE FIERY FURNACESのHP
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# by cruezin | 2006-06-27 01:53 | AKKUN

THE FEELING / Twelve Stops And Home

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95年の「THE BOORADLEYS / Wake Up Boo!」かなり中略して03年の「FOUNTAINS OF WAYNE / Welcome Interstate Managers」とか、いわゆるタイムレスでエバーグリーンってやつですか?久々にそう言い切れそうなアルバムに出会いました。

「いいものはいい」ってとても単純な価値観のように思えますが、流行またはそのアンチテーゼに巻き込まれること無く評価をしたり、また受けたりするのは意外と簡単ではないと思います。そのときは最高!と思ったものが何年か経つとそうでなかったり、その逆もあったり。だいたいその当時の評価が絶対であれば世の中は傑作だらけ、ほとんどのアーティストが毎回最高傑作を作ってる事になりますよ。

まぁ屁理屈はともかく、一言「これはいい!」とにかく曲がめちゃくちゃ良いです。でもやっぱ最初に挙げた2枚を引き合いに出すのはなかなか勇気がいりますね(笑)

THE FEELING HP
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# by cruezin | 2006-06-19 22:39 | NACKIN

MAXIMUM JOY / Unlimited (1979-1983)

                


今月、いや、今年のマイ・キーワードである"FUNK"。
正直ファンクに詳しいわけでは全然ないですが、僕がこういった音楽に興味を持つきっかけとなったのがこのMAXIMUM JOYの編集盤であります。過去に発表された数少ないオリジナル盤はもはやどれも廃盤同然ということで、現在入手可能なMAXIMUM JOYの音源はこれ1枚のみということになります。いやはや知るのが遅すぎたっつうか・・・あ、生まれてねーよ!


で、内容はといいますと・・・やはりピンク・ジャケにハズレ無し。
超お気に入りです。僕の中で"MAXIMUM JOY最強説"が一人歩きし始めております。大げさだとは思いますが。

元THE POP GROUPのメンバーらによって結成されています。ちなみに僕がこのレコードを買ったときは恥ずかしながらその事実を知りませんでした。POP GROUPのようにソリッドなギターが前に出がちのポスト・パンク調とはちょっと違い、良い塩梅に"ダサい"ディスコ加減(エレクトロではない)とファンクのエッセンスによってコーティングされたマキシマム・サウンド。もちろん根底にあるのは両者ともロックですが。
ブリブリ唸るベースラインなども両バンド共通ですが、全体の雰囲気は180度違います。明るく、ポップグループより"ポップ"です。明るくノレます(笑)やっぱサックスの音が好きなんだろうと自分で思います。

あと、女性ボーカルです。プリティでパンキッシュなシャウトが要所で炸裂してらっしゃるM-5"Stretch"は超名曲。過去2回のクルージンで2回ともこの曲かけてます。次回かけるかはわかりません。

それからというもの、某ジェットレコードではちょこちょこ"FUNK/RARE GROOVE"のコーナーを物色するようになりました。いや、良いよ。ファンク。




ファンクファンクうるさいのでこの辺にしときます。つうかなんかカタカナ多いよ・・・




レーベルCrippled Dick Hot WaxのHP
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# by cruezin | 2006-06-19 20:11 | AKKUN

PRIMAL SCREAM / Riot City Blues

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Xtrmntrの次がEvil Heatだった時点で「毎回ジャンルが変わるバンド」という売りは、メディアが苦し紛れに使い続けるだけでなんの意味も持たなくなったわけです。かといってあのまま突っ走られると個人的にはきつかったので、今回のロックンロール回帰は大歓迎!

Give Out But Don't Give Upが引き合いに出されるでしょうが、やはり前2作を通過しただけあってタフです。言い訳のきかないストレートなロックンロールというフォーマットの中でボビーが暴れ回っております。この感じは頭でっかちなバンドとかポッと出の新人には絶対出せないですね。ボビーのシャウトがたまらん!こんなに声渋かったっけ?

実は今まで無かったけど、聞いたら聞いたで「待ってました!」と言いたくなる。結果的に今までの集大成が詰まった作品と言えるでしょう。昔からの固定ファンだけじゃなくて色んな人に聞いてほしい!
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# by cruezin | 2006-06-01 22:11 | NACKIN

DANIEL METEO / PERUMENT

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久々に「やばい!」と唸ってしまう作品に出会ってしまいました。そうそうこういうの聞きたかった!って実際出会うまでどういうのかわからんのですよね。そういうのないですか?まだ出会えてないからイメージできないジレンマみたいなもの。

自分のボキャブラリーでは到底説明しきれないのが歯痒いんですが、ジャンルとしてはハイテック・ダブと呼ぶそうです。この「ダブ」ってキーワードはもう何年も気になってます。もちろんジャマイカものの定番みたいなものも聞いてきたし、最近のディスコ・ダブってのもちょこちょこ手を出してました。そのどっちに対しても少し物足りなさがあったんですが、その隙間をを見事に埋めてくれた作品。アンビエントでダウンテンポな側面もあるんですが、リズムが小気味良くてフロアでかかっても踊れそう。ジャンルは違うけどレイ・ハラカミのjoyとかもそうですよね。的確な音響効果がシンプルな音の隙間に拡がっていく感じがなんともたまらん。

ロック談義とか苦手だし、したとしてもしてる自分が嫌になったりするんですが、これにハマる人とは一晩中聞いて盛り上がりたいくらいですね。たぶん「いいよね~」しか言わないでしょうけど(笑)

一応彼が主催するレーベルHPありますが試聴とかないです。

MeTeOSOUND
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# by cruezin | 2006-05-05 18:34 | NACKIN

LIMITED EXPRESS(has gone?) / 生け贄のJesus Child

                


ジャパニーズナイトを今週末に控え、それにちなんでクルー陣のお薦めする日本人アーティストを紹介することにしましょう。本番までに全員最低1枚はレコメンドするように。強制です(笑)


私、佐藤が最近お薦めするジャパニーズはこちら。
京都を中心に世界中で活動しているスリーピースバンド、LIMITED EXPRESS(has gone?)が今年出したミニアルバム。ちなみに今度、タニシ君激お薦めのWhy?とも対バンするそうで。

いわゆるポストパンク・バンドです。思いっきりインディーです。タワ○コにも1枚アルバムが置いてありましたが、それはついこの前僕が購入してしまったので今行ってもないと思います(笑)ジャンルというか、質感的には、あふりらんぽ、DMBQやら好きな人はけっこういけるんじゃないかと。

意味不明な日本語を早口シャウトでまくしたてるbass&vocal、YUKARIと、そのハイテンション具合に負けじとソリッドなサウンドを刻むギター、ズカズカつんのめりそうになりながらもきちんと要所で絶妙なブレイクをかますドラム(下手なようで巧い)。そんな彼らのひき起こす化学反応(ケミストリー)に速攻ノックダウン間違い無し!(多分)

本人らによる演奏3曲と、remix3曲の計6曲。remixもディスコな感じでツボでした。JPナイトではもちろん彼らの曲かける予定です。あ、前回もかけたわ・・・

そんな彼ら、30日に福岡で無料のイベントに出るそうです(にせんねんもんだいも出ます)。ライブも凄いよ!(なんで俺が告知してるんだろう)



LIMITED EXPRESS(has gone?)のHP
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# by cruezin | 2006-04-25 23:08 | AKKUN

YEAH YEAH YEAHS / Show Your Bones

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これ凄くいいです、好きです!MapsのPVでのヒロインっぷり(表情ね)とか、またそれのアメリカでのうけ方とか見てたら、おそらくメジャー寄りでダイナミックな方向へ行くんやろうなぁという予感はしてたんですが。それが見事にいい方向に転んだんじゃないでしょうか。

デビュー当時こそカレンのキャラに引っ張られるようにアヴァンギャルドなイメージが先行してましたが、1stアルバムで僕がやられたのはその真逆の後半だったわけで。前作が勢いだけで突っ走られてたら、ここまで好きにはなってなかったと思います。トーンを抑えて唄うカレンの声ってかっこよくてセクシーじゃないですか?

全体を通してどっしりとしたリズムが多く、性急なビートとか絶叫はほとんど見当たらないけど退屈じゃない。クールな面と凶暴性が交互に現れるんじゃなくて、アルバムを通してそれらがきちんとコントロールされてるなぁという印象です。それはおそらくよく練られたであろう曲たちありきでしょうし、感情を自在に表現&コントロールできるまでにバンドがスケールアップしたとも言えるかと思います。曲単位で色がはっきり別れてた前作との違いはそこですかね。

2,4,6,7,11曲目がお気に入りです!(ほ、ほとんど)
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# by cruezin | 2006-04-03 19:28 | NACKIN